ダウ理論の3つのトレンドを理解することでFXで環境認識が出来る様になろう

ダウ理論の6つの基本原則の中にトレンドには3種類あるとダウさんが提唱しています。

トレンドには3種類あるというのはどういうことでしょうか?

3種類のトレンド

トレンドには、短期トレンド、中期トレンド、長期トレンドの3種類あって。

短期トレンドは1時間から1ヵ月ぐらいのトレンド

中期トレンドは数週間~数か月程のトレンド

長期トレンドは1年~数年間

と提唱されています。

図で説明すると

 

トレンドが発生すると長期のトレンド中には中期トレンドも発生している。中期トレンドの中には更に短期のトレンドも発生しているということです。

短期の目線で見れば赤い点線の所が一番の高値となりその後上昇トレンドが終わっていますが中期目線ではまだトレンドが継続している状況なんですよね。

同じように中期目線でも上昇トレンドが終わっていますが長期目線で見るとまだ上昇トレンド継続中なんですね。

この様に大きな流れでは長い間トレンドは続きますが短期トレンドとなると短い期間でトレンドが終了していることになります。

これが理解出来ると、長期でトレードをするトレーダーは、長期トレンドの方向が見えているので、短期と中期のトレンドに対しては、長期のトレンドが継続するための一時的な下降と見えているんですね。
長期トレンドでトレードすると、時間はかかりますが大きく利益を出していくこともできます。

短期足になると時間をそれほどかけなくても値幅の動きが早く動きますが、1回のトレードでの利益は長期トレンドでトレードするよりは小さくなります。

しかし、短期トレンドでも長期トレンドの流れを意識してトレードすることで、トレード回数は多くなりますが、長期トレンドよりも利益を出していくことも可能になります。

あなたのトレードスタイルに合わせてどの期間のトレンドを意識してエントリーするのかを決めておきましょうね(^_-)-

でも3つのトレンドが分かってもFXではどうやって探していけばいいのか?

そのためにFXではこのダウ理論を利用して、各時間足での大きな流れを確認して下位足でトレードをしていくと3つのトレンドに基づいたトレードを行うことが出来ます。

そのトレンドに基づいたトレードをするためには

マルチタイムフレーム分析

を行う必要があります。

分析?苦手だなぁ。と思われている方は、難しく考えないで下さいね(^_-)-☆

マルチタイムフレーム分析

トレンドは全ての時間足で確認が出来るので「マルチタイムフレーム分析」を行うことによって、各時間足の相場の流れを環境認識していきます。

日足・4時間足・1時間足・5分足各時間足の相場の流れを確認できれば、4時間足は日足の流れに対して同じ方向なのかそれとも逆の方向に動いているのか、1時間足は4時間足の流れに対してどの様な動きをしているのかと環境認識をしていきます。

上位足と流れが同じ方向に動いているなと環境認識が出来れば「利幅しっかり狙えそうだな?」とか逆の流れだと「あまり欲を出さないで利確していこう」など考えていくことが出来ます。

ダウ理論にあるの3つのトレンドがあるということを思い出してください。

長期足にトレンドが発生している時は、その中には中期のトレンドが発生している。

そして、中期のトレンドの中には短期のトレンドが発生している。

FXで説明すると。

月足で上昇トレンドが発生していると、その上昇トレンドの中には、日足のトレンドが発生している、

そしてその日足のトレンドの中には5分足のトレンドが出来ている。

ということです。

文字では分かりにくいですよね(^^

月足の環境認識を行った後は、1本の月足のローソク足に対しての流れはどうなっているのか日足の環境認識していくと。

 

日足の環境認識を行った後は、1本の日足のローソク足に対しての流れはどうなっているのか、

 

5分足の環境認識していくと上位足に対して下位足でもトレンドが発生していることが見えてきます。

環境認識が出来ましたか?

長期のトレンドの中には中期のトレンドも発生していて、中期の中にも短期のトレンドが発生しているということに繋がります。

ここで大事なのは必ず大きな時間から環境認識を行い、そのトレンドを利用して下位足でトレードを行っていけば多くのトレーダーが意識されそうなゾーンが見えてきます。

この上位足のトレンドの方向に沿って下位足では上位足のトレンドの方向に流れが出来ている理由は
上位足のトレンドに対して下位足はその流れに逆らう状況が出来ない事が多いからです。

大きな時間足は多くのトレーダーに意識されるので、その付近まで来ると、利益を確定するトレーダーや、損切りできていなかったトレーダーがローソク足が戻ってきたことによって決済を行ったり、大きな時間足でトレードを行うトレーダーの買いや売り注文が入ったりするために大きな時間足の流れには逆らいにくい状況になるんですよね。

この部分は別の期会に詳しく説明しますね(^_-)-

3つのトレンドがある意味合いを理解してトレードを行い、上位足の流れを環境認識することによって下位足で意識されるゾーンが絞り込まれてくるので期待できるトレードが出来るのではないでしょうか。

だだし、下位足の動きも確認しておかないと下位足の勢いが強すぎて、トレンドが終了することもあるので気を付けて下さい。

上位足のトレンドは多くのトレーダーに意識されますが、そのトレンドを作るのは下位足ということも忘れないでおいてくださいね。

このマルチタイムフレーム分析は相場の流れを読むうえで必要となるので何度も何度も過去のチャートの検証やこれから出来上がるチャートの動きを確認して出来上がったトレンドがどの様になったかを確認してみてくださいね(^_-)-☆

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