多くのトレーダーが使っている水平線。
水平線を引くことでトレードにどう活かすことが出来るのか説明していきます。
- トレードで意識されやすい場所が分る
- 環境認識を行える
- 押し目の判断が出来る
- 利確や損切の判断する根拠に使える
- エントリーポイントにできる
上記以外の理由もありますが、非常に重要なツールということは理解してください。
なぜそれほど水平線が重要なのかは多くのトレーダーが節目と判断する場所に対して使っている為です。
多くのトレーダーが使っているという事は、それだけ機能しやすい同じ節目のポイントを見つけることが出来ます。
また水平線は使わないけど他のテクニカル分析を使用しているトレーダーのツールも水平線と同じ様な場所で機能していることが多いです。
多くのトレーダーと同じ意識される水平線を引くことが出来れば優位にトレードを行うことが出来ますし、損切りのラインやリスクリワードの計算も行うことが出来ます。
そして何よりも節目となる場所に水平線を引くことが出来ればトレードも自信を持って行えるようになりますよ(^_-)-☆
みなさんのおかげでお礼をさせて頂きたい順位となっています。
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水平線
水平線は1本引くだけでもチャートの見え方が大きく変わります。
それほど素晴らしい水平線も引きすぎる事で使いにくくなってしまうツールでもあります。
引きすぎるとチャートが見えにくくなり、不思議な事に水平線って適当に引いてしまっても反応してしまう事もあるので正しい判断がつかなくなるんですよね。
また、ヒゲの先端かローソク足実体で水平線を引くのかでもトレードスタイルが変わります。
僕はヒゲ足の先端で水平線を引きます。
理由はその時間足で到達した最高値・最安値の事実があるからです。
今回の記事では大勢の方が引いている「よく引かれる水平線」+ワンポイントをお伝えしていきますね。
最高値と最安値
大きな時間足の最高値と最安値に水平線を引きます。
ここでは日足(赤色)で水平線を引いています。
大きな時間足の最高値と最安値は最終の防衛ラインとなります。
最高値付近ではどういう状況になるでしょうか。
利確を判断するトレーダーもいれば、売りでエントリーするトレーダー、上昇してきたことによって損切をするトレーダー、高値を更新して欲しいトレーダーやそれを予想してエントリーするトレーダー等多くの注文が入る場所となります。
ただ、この最高値、最安値を根拠にトレードを行うと時間がかかりすぎて中々トレードを行うことが出来できません。(^^;
最高値と最安値に水平線を引く主な理由は、現在の相場のポイントが最高値と最安値の中でどの様な場所なのか、どの様な流れなのか環境認識を行う上で引くものと考えておけばいいと考えています。
この画像で見ると一度直近高値で押し戻されているのでこの後は上昇を続けいくための一時的な下降なのか、それとも安値までは下がる可能性もあるのかな。今日の日足のローソク足は真ん中付近でとどまっているから、だからどちらの方向に流れるのか多くのトレーダーも迷っているのかなぁ。もう少し流れが出るまで様子見だな。とか色々なストーリーが考えられますよね。
大きな時間足の最高値、最安値に水平線を引く癖だけは付けておいてくださいね。
サポートラインとレジスタンスライン
先ほどと違いあなたがトレードを行う時間足での直近の高値と安値の水平線を引いていきます。
ここでは日足での直近の高値の場所のチャート画像となります。
次はこの日足でトレードを行う場合はエントリーをするために下位足でエントリーを行っていきます。
そのためには下位足にも水平線を引いていきます。
ここでは5分足で説明を行います。
この水平線を基にトレードを行っていきますが、時間が経つにつれて大体同じ様な場所で何度も機能される水平線になっていることが見えてきます。
安値の水平線で再び上昇すれば「サポートライン(支持線)」として機能しているという事です。
高値の水平線で再び下降すれば「レジスタンスライン(抵抗線)」になっていると判断が出来ます。
この様に何度も反発され所はレンジ相場になっていると捉えることが出来ます。
押し目がどこなのか分かりやすいのも特徴です。
高値安値どちらかのレンジ相場もブレイクした時は今まで意識されていた水平線なので一気に価格が上昇、下降が起きやすい所でもあります。
そして、今まで意識されていた水平線を抜けたことによって、その水平線が再度意識される水平線になります。
安値を割ったら「サポートされていた水平線がレジスタンスラインとして機能する」ことがあります。
これをサポレジ転換といいます。
高値を超えたら「レジスタンスラインとなっていた水平線がサポートラインとして機能する」ことがあります。
これをレジサポ転換といいます。
呼び方が違うだけですが、要は意識されていた水平線は再度意識される事を理解しておいてください。
一度ブレイクした後の価格は急上昇を続けますが、余程の注文が集中していた水平線でなければ、そのまま突き抜け続けることが起こらない事が多いです。
ブレイクした水平線までローソク足が戻って来た時は、「戻しからの買い・売り」でエントリーをしていくと、ブレイク後の上昇下降よりもが大きな値動きになることが多いです。
またしっかりとブレイクしたのを確認し、意識された水平線まで戻ってきてからエントリーを行った方が僕の経験上、圧倒的にダマシを回避することが出来て、大きな含み損を抱えることなくシナリオ通りに動き、損切幅も抑えることが出来るので安定して勝てる様になりました。
レジサポ、サポレジ転換の水平線は多くのトレーダーが意識するラインなので自分自身でエントリー根拠が揃った時は積極的にトレードをしていきたい場面ですね。(^_-)-☆
この様に水平線は多くのトレーダーが意識されるラインを見つけていくために重要なツールとなります。
また水平線を意識されるラインを見つけるだけではなくてもう一つ大きな役割を果たします。
トレンドの把握
水平線を使う理由は、トレンドの確認を行うためにも使います。
トレンドの仕組みは覚えていますか?
上昇の時は高値切上げ安値切上げですよね。
下降トレンドの時は安値切り下げ高値切り下げですよね。
この様に高値が出来たら水平線を引き、安値になると水平線を引く。
水平線を引くことでトレンドが継続されているか分かりやすくなります。
そしてトレンドの終了は
「明確な転換シグナルが発生するまでは継続する」
でしたよね。
水平線を使うことでトレンドの「始まり」も分かれば「終わり」を見つけることもできます。
この様に水平線は意識されるラインを探すこと以外にもトレンド発生・継続の確認をする上で非常に重要なツールになります。
まとめ
テクニカル分析を行う上で水平線を使うことは非常に重要です。
水平線だけで意識されるライン、環境認識、トレンドの確認を行うことが出来るからです。
まずは、とにかく意識されそうなラインには水平線を引きまくって検証してください。
水平線はどの場所に引いても機能することが多いので正解はありませんが引き続けていると「どの様な場面の時に引いた水平線が機能しやすいのか」が見えてきます。
そして大事なのが「その引いた水平線のエリアに対して、その後どうなったか」です。
ピンポイントで機能する時もありますが若干ズレる事の方が多いです。
僕も各時間足に対しては3~4本ぐらいにして、引いた水平線のエリアに近づいた時点でエントリー出来そうか判断しています。
それ以上に水平線が引けてしまう時は相場が難しくなっていると判断しています。
節目となりそうなポイントに水平線を引けていればシナリオを考えやすくなり、シナリオと違えばエントリーを見送る判断も出来る様になります。
どの様なツールでも使いこなすことが出来るまでが大変ですから沢山検証してみてください。
水平線をこの辺りで引いてみるではなくて、この場所で引くとしっかりと決めて水平線を引いて検証してくださいね。
こちらも感謝の気持ちで一杯の順位です。
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