FXのトレードは手法を学ぶだけではない。心理状態を知る事もトレードには必要。

FXの勉強をしていくとエントリー手法を学ぶ事を重視されている方が多いと思いますが、トレーダーの心理を知る事も必要になります。

心理状態は人間の本能的な部分が働いてしまうので、理解していても手法と違い変化させる事が困難な事でもありますが、どのような心理状態があるのかを知ることで、あなた自身がその心理状態になっていないか確認することが出来ます。

例えば利益が出ている時のトレーダーの心理状態や、損失が出ている時のトレーダーの心理状態。

あなたが当てはまる心理状態は他のトレーダーも同じ心理状態となっている可能性があります。

同じ人間なので自分自身を知り、相手の心理状況が分かる様にしていきましょね。

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どちらを選ぶ？

今回は多くの方に当てはる心理状態の確認です。

質問するので①か②どちか直感で答えてくださいね。

直感で答えが出でましたか？

もう一つ質問しますね。

答えが出ましたか？

質問Aでは①番、質問Bでは②番を選ばれた方が多いのでは無いでしょうか。

統計的にも質問Aでは①を選ぶ方が多くて、質問Bでは②を選ぶ方が多いと言われています。

これはプロスペクト理論という人間の心理状態が働いています。

プロスペクト理論

これFXで何に役に立つのかというと、トレードを行なう上で期待値の算出に必要になります。

期待値とは
金額×その現象が起こる確率

例えば質問Aの場合

期待値の計算で考えると

①100万円×１＝100万円
②200万円×0.5＝100万円
の計算になります。

②は2分の１の確率になるので結果的には①も②も同じ期待値となります。

これで分かる事は、人は利益は確実に手に入れたくて堅実な判断をするんですよね。

それなのに質問Bでは損失がある状況の場合には、真逆になります。

損失が無い時には無条件で100万円もらう堅実な判断をしていた人が、損失がある状態の場合では、コイントスの方を選び、貰えるか貰えないか分からないギャンブラーになってしまうんですね。

FXに当てはめると、利益が出ている時には利益を伸ばそうとせずに直ぐに決済してしまい、損失がある時には負けを認めたくなくなり、損切が出来なくなってしまう。

感情が入る事によって人は判断が変わってしまいます。

利確しなければもっと利益を伸ばせたのに。。。

あの時損切りしておけばよかった。。。

コツコツと溜めた利益が一気に無くなった。。。

プロスペクト理論に当てはまっていることが分かりますよね。

この様に多くの方は無意識のうちに同じ心理状況に陥っている方が多くいると感じます。
この心理状態を理解しておくことであなた自身のこれからのトレードに取り入れていきましょう。

まとめ

プロスペクト理論ではリスクを回避したいという人間の防衛本能の様な物が働いてしまい、FXではそのような心理状況を切り離してトレードを行なっていきたい所です。

それには、トレードを行なう前にしっかりと利確のポイントを決めておき、損切ラインも決めておくことで堅実なトレードが出来る様にする事。

自分で決めたルールを徹底してトレードを行なう。

感情的なトレードをしてしまいがちな方は、IFD注文やOCO注文の設定で機械的にトレードを行なうようにすることで堅実なトレードを行なうことが出来るのではないでしょうか。

トレードには手法も必要ですが、心理状態を知る事で、損失になる可能性を回避でき、利益を伸ばすことの出来る可能性が広がるので覚えて取り入れていきましょうね。

今回のブログを読んでいただいた後にこの記事を読んでいただくとリスクを回避の必要性がさらに分かりますよ(^_-)-☆

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